福岡大学医学部 心臓血管外科

教室案内
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ご挨拶

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-HIDEICHI WADA-

教授和田秀一

豊富な手術経験数と低侵襲治療の追究

2016年4月1日より心臓血管外科学教授に就任いたした和田秀一と申します。福岡大学心臓血管外科は1975年に浅尾学教授が就任されて診療を開始し、九州の大学病院の心臓血管外科講座としては最も古い歴史を持っています。1993年より木村道生教授、2004年から田代忠教授がご活躍され、4代目教授として就任させていただきました。私は、1990年に福岡大学卒業後、広島大学やフランスのボルドー大学などの国内外の施設で心臓血管外科全般の研鑽を行いました。2005年からは、最も困難手術である大動脈外科手術のトップ施設である神奈川県の川崎幸病院の大動脈センターに部長として勤務し、2011年から福岡大学に准教授として赴任しました。近年、高齢化社会に伴い心臓血管外科手術は増加傾向です。一方で手術患者さんの背景は顕著にハイリスク化してきています。当教室では大学病院の使命としてハイリスクな患者さんを断らない事、患者さんの負担を軽くする手術(低侵襲化)を心がけています。具体的は以下の特徴があります。

当科の特徴

冠動脈バイパス術

前任の田代忠教授は心拍動下に冠動脈バイパス手術を行う、いわゆるオフポンプ手術を日本で初めて成功させたパイオニア的存在です。教室では脈々と伝統を受け継ぎ、学会など全国からも注目されています。バイパスグラフトの長期の開存の為に動脈グラフトを多用し、低侵襲化のために内視鏡で血管を採取するなど行っています。

弁膜症手術

弁膜症領域では、僧帽弁手術にはワーファリンの服用が不要な弁形成手術を積極的に行っています。また、胸骨正中切開より縦隔炎などの重症な合併症が少なく、術後の回復が良好な右肋間小開胸による低侵襲心臓手術(MICS:Minimally Invasive Cardiac Surgery)を導入し積極的に行っており、手術数は九州でトップクラスです。

大動脈手術

私は前任地の川崎幸病院を含めて、これまで2000例以上の大動脈手術を経験しています。現在の手術数は全国でも有数の治療数となっています。また、他の大学病院や総合病院で治療困難とされた患者さんも多く引き受けています。学会集計では平成2015年の当院の大動脈手術の死亡率は全国平均の5分の1の低さになっています。
患者さんの紹介は、福岡県を中心に九州全県はもとより、中国地方や時には関東方面からも患者さんの紹介がされています。大動脈疾患においても低侵襲手術としてステントグラフト治療を積極的に導入しています。

末梢血管手術

従来のバイパス手術だけではなく、血管内治療を積極的に行っています。

ハートチーム

患者さんに適切な治療が行われるためには、内科医や外科医が緊密な連携をしていることが重要となります。福岡大学では内科医・外科医・麻酔科医・理学療法士・看護師など多職種でのカンファレンスや回診など連携が綿密に行われており、診断、治療、術後のリハビリまで最適な治療を提供できる環境があります。以上、福岡大学心臓血管外科の特徴を紹介させていただきました。私どものモットーはSafe, Steady and Minimally invasiveであり、大学病院の責任を自覚し、多くの手術経験に裏打ちされた質の高い手術を行っていきたいと考えております。

スタッフ紹介

スタッフ紹介全体写真

主任教授/診療部長和田 秀一

出身校
福岡大学(1990年卒)
専門分野|
大動脈外科(急性大動脈解離、胸部大動脈瘤、ステントグラフト)補助人工心臓 補助循環
資格|
日本外科学会専門医、指導医/日本心臓血管外科専門医、修練指導医/日本胸部外科認定医/脈管専門医/胸部ステントグラフト指導医/腹部ステントグラフト指導医/下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医/日本外科学会 代議員/日本胸部外科学会 評議員/日本心臓血管外科学会 評議員/日本血管外科学会 評議員

田代 忠

出身校
鹿児島大学(1976年卒)
専門分野|
心臓血管外科 心拍動下冠動脈バイパス術 弁形成術 低侵襲手術
資格|
日本外科学会専門医、指導医/日本心臓血管外科専門医、修練指導医/日本胸部外科認定医、指導医/日本循環器学会専門医/日本外科学会 代議員/日本胸部外科学会 評議員/日本心臓血管外科学会 評議員・監事/日本冠疾患学会 理事/日本冠動脈外科学会 監事・理事・評議員

助教峰松 紀年

出身校
佐賀大学(1997年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般 大動脈外科 冠動脈バイパス術 弁膜症外科 末梢血管 術後管理
資格|
日本外科学会専門医/日本心臓血管外科専門医/日本循環器学会専門医

助教松村 仁

出身校
藤田衛生大学(1997年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般 末梢血管(動脈、静脈) 大動脈外科(ステントグラフト)
資格|
日本外科学会専門医/日本心臓血管外科専門医/日本透析医学会透析専門医/脈管専門医/胸部ステントグラフト指導医/腹部ステントグラフト指導医/下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医

助教林田 好生

出身校
福岡大学
(1997年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般
資格|
日本外科学会専門医/日本心臓血管外科専門医/脈管専門医

助教尼子 真生

出身校
久留米大学(2000年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般 大動脈外科(ステントグラフト) 末梢血管
資格|
日本外科学会専門医/日本心臓血管外科専門医、修練指導医/脈管専門医/胸部ステントグラフト実施医/腹部ステントグラフト実施医

助教寺谷 裕充

出身校
福岡大学(2008年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般
資格|
日本外科学会専門医/日本心臓血管外科専門医/脈管専門医/日本循環器学会専門医/胸部ステントグラフト実施医/腹部ステントグラフト実施医

助教山田 英明

出身校
福岡大学(2008年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般
資格|
日本外科学会専門医/日本循環器学会専門医/脈管専門医/下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医、指導医/腹部ステントグラフト実施医

助手藤井 満

出身校
福岡大学(2009年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般
資格|
日本外科学会専門医

助手清水 真行

出身校
福岡大学(2009年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般
資格|
日本外科学会専門医/腹部ステントグラフト実施医

助手森田 裕一

出身校
福岡大学(2010年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般
資格|
日本外科学会専門医/日本心臓血管外科専門医/腹部ステントグラフト実施医/下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医

助手國友 祐希

出身校
福岡大学(2018年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般

助手野間 通裕

出身校
久留米大学(2017年卒)
専門分野|
心臓血管外科一般

臨床工学士井上 清

臨床工学士岡野 隆浩

臨床工学士谷冨 信也

臨床工学士西野 功一

臨床工学士濱田 祐洋

臨床工学士山崎 慎太郎

秘書奥野 みどり

秘書川嶋 あゆみ

教室の歴史

スタッフ紹介全体写真
福岡大学は、80年の歴史と伝統を有する西日本屈指の総合大学です。福岡市の南西部に広大なキャンパス空間と多くの建物施設群(大学病院を含む)を擁し、9学部31学科、大学院10研究科34専攻、2万人超の学生数、約24万5,000人の卒業生数を抱える地域の拠点大学です。心臓血管外科は、1972年の医学部設立の後、1975年に初代教授の浅尾學が赴任し、診療科・講座としてのスタートを切りました。九州地区では心臓血管外科という診療科としては一番古い開設でした。翌年1976年に4人のメンバーで実際の心臓手術を開始しました。当時の4人の方々の写真が残っています、緊張にあふれ武士の風貌が感じられます。「患者さん中心の医療」というモットーを掲げ、循環器内科の病棟を間借りし、外来、医局など全てゼロからのスタートでした。疾患は、先天性と弁膜症が半々でした。次第に症例を重ね術後の管理室や病棟が問題となり、折衝の末5階南病棟に専用の病棟が出来ました。その後、心臓血管外科として、診療・研究・教育に実績を積み重ねて参りました。1993年に第二代教授の木村道生が就任しました。循環器内科との合同カンファランスでの、治療方針の決定、病棟にある術後重症管理室での術後管理など行い、教室創立時からの「患者さん中心の医療」というモットーを掲げ診療・研究・教育を行ってきました。

1994年に田代 忠が助教授として着任しました。この時期に特記すべきは、冠動脈バイパス術の増加と人工心肺を用いないオフポンプバイパスの導入です。このことにより、重症例の冠動脈バイパスがより安全に行えるようになりました。2004年に第3代教授として田代 忠が就任しました。2011年1月には地下鉄「福大前」駅と連結した新診療棟がオープンし、循環器内科と一緒になったハートセンターを開設しました。病棟、外来を循環器内科と共有しお互いの連絡・協力が一層密となり、名実ともに「ハートチーム」としての活動が始まりました。2017年に第4代教授として和田秀一が就任し、大動脈の手術やステントグラフトが飛躍的に増加しました。2011年1月には地下鉄「福大前」駅と連結した新診療棟がオープンし、循環器内科と一緒になったハートセンターを開設しました。病棟、外来を循環器内科と共有しお互いの連絡・協力が一層密となり、名実ともに「ハートチーム」としての活動が始まりました。

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アクセスマップ

各交通機関からの道順など、詳しくは病院のサイトをご覧ください。